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【コラム】医師の年収は「額面」で選ぶな 。 時間効率・資産形成・老後まで見据えた”稼ぎ方”の考え方4つのポイント NEW

コラム

こんにちは。医師転職支援会社の『メディカルプラスキャリア』です。

「今の年収に、正直もう少し上乗せがほしい」
「同世代の先生は、いったいどれくらい貰っているのだろう」
「稼いではいるはずなのに、なぜか手元にお金が残らない」

こうした悩みを抱える先生は少なくありません。実際、当社が登録会員の現役医師46名に実施したアンケート調査(2026年3月/医師のキャリアとライフスタイルに関する意識調査)でも、「現在の働き方において解決したい不安・不満」の第1位は「給与・年収のアップ」で、実に回答者の71%にのぼりました。他のどの項目も大きく引き離す、圧倒的な1位です。

ただ、この調査結果には続きがあります。先生方が本当に求めているのは、単なる「額面の高さ」ではないのです。本記事では、1次データをもとに、転職を「額面年収」だけで判断すると後悔する理由と、時間効率・資産形成・老後まで見据えた”賢い稼ぎ方”の考え方を4つのポイントで解説します。

1:医師が本当に求めているのは「額面」ではなく「効率」だった

先ほどの調査で、「今後の働き方において最も重視したいスタンス」を1つだけ選んでもらったところ、最多はやはり経済的報酬に関する項目でした。しかし、その選択肢の正確な文言はこうです。

第1位は「効率的に高年収を得て、早期の資産形成を目指したい」=40%

次いで「ワークライフバランスを最優先したい」が31%と続きました。ここで見落としてはならないのが、「効率的に」「早期の資産形成」という言葉です。つまり先生方が求めているのは、「長時間働いて得る高年収」ではなく、「限られた時間で得る、将来につながる高年収」なのです。

「たくさん働けば、そのぶん稼げる」。もちろんそれは事実です。しかし体力にも時間にも限りがある以上、その稼ぎ方が何歳まで続けられるのか、という視点が欠かせません。

かつては「年収が高い職場=良い職場」という単純な図式が成り立っていました。しかし働き方改革が進み、医師自身のライフスタイルが多様化した今、その物差しだけで転職先を選ぶと、「年収は上がったのに、生活はむしろ苦しくなった」という事態が起こり得ます。当直が増えて家庭が回らなくなる、拘束が長く体を壊す。そうなっては、上がった年収の意味が半減してしまいます。

では、この「効率」を測るために、額面年収をどう分解して見ればよいのでしょうか。次の章で解説します。

2:年収は「時間あたり」に分解して比較する

転職先を比較するとき、多くの先生はつい額面の総額に目を奪われます。しかし、同じ年収1,800万円でも、その中身はまったく別物です。

■【具体例】同じ「年収1,800万円」でも、中身はまったく違う

●A院:年収1,800万円/当直月4回・オンコール多数・週5日フル勤務
●B院:年収1,800万円/当直なし・オンコールなし・週4日勤務

額面はまったく同じでも、時間あたりの報酬で見れば、B院はA院を大きく上回ります。空いた時間を家族と過ごすことも、スポット勤務で上乗せを得ることも、資格取得に充てることもできます。「額面が同じなら、拘束が少ないほうが実質的に”高年収”」なのです。

■比較のときに必ず確認したい3つのポイント

●基本給と、当直・オンコール手当など変動部分の内訳
●当直・オンコールの実際の回数と、翌日勤務の扱い
●その勤務を、5年後・10年後も同じペースで続けられるか

同じ調査で、転職先について特に知りたい情報を尋ねたところ、「入職後の年収推移、昇給ルール、退職金規定などの報酬の細部」を挙げた先生が50%と、ほぼ半数を占めました。初年度の額面だけでなく、その後どう変化していくかまで見ようとする姿勢が、はっきりと表れています。

なお、提示された年収が「額面(総支給)」なのか「手取り」なのかも要注意です。同じ「2,000万円」でも、そこに当直手当が含まれているのか、社会保険や退職金積立が別途あるのかで、実際に使えるお金は大きく変わります。提示条件は、必ず”内訳”まで踏み込んで確認することをおすすめします。

では、その「その後の変化」。つまり長期のお金の話を、次の章で掘り下げます。

3:「今の年収」より「生涯手取り」で考える 。 退職金と老後の視点

現役期の年収が高くても、そのお金が手元に残り、老後まで先生を支えてくれるとは限りません。アンケートでは、「退職金がないなど、将来の蓄えや老後が不安」と答えた先生も一定数いらっしゃいました。勤務医の中には退職金制度のない職場も珍しくなく、フリーランスや非常勤中心の働き方では、なおさら自分で備える必要があります。

■「生涯手取り」を左右する、求人票に載らない要素

●退職金制度の有無と、その算定ルール
●昇給の実績(何年でどの程度上がってきたか)
●社会保険・企業年金など、額面に表れない待遇

これらはまさに「求人票には載らない」情報ですが、生涯の手取りを左右する、極めて重要な要素です。さらに、稼いだお金をどう守り、増やすかという視点も欠かせません。同じ調査で「転職支援以外に興味のあるサポート」を尋ねたところ、「市場価値の査定(他院ならいくら貰えるか)」が31%、「節税や資産運用などライフステージの情報・相談」が26%と、高い関心が寄せられました。

高年収ほど、「稼ぐ」と同じくらい「残す」「増やす」が効いてくる

額面が2,000万円を超えるあたりから、所得税・住民税の負担は驚くほど大きくなり、「働けど働けど手元に残らない」と感じる先生も少なくありません。だからこそ、iDeCoや小規模企業共済、法人化といった選択肢を含め、「稼ぐ」と同じくらい「残す」「増やす」を意識することが、医師人生の後半戦を安定させる鍵になります。

■【具体例】年収ダウンでも、手取りはむしろ増えたC先生

年収1,900万円で当直の多い勤務医のC先生は、当直を減らして年収1,750万円の職場へ移りました。一見「年収ダウン」ですが、生まれた時間で月2回のスポット勤務(1回8万円前後)を続けた結果、拘束は減ったのに年間の手取りはむしろ増えた、というケースもあります。額面の増減だけを見ていては、こうした選択肢は決して見えてきません。

では、これらをすべて自分一人で調べ、判断するのは現実的でしょうか。次の章で考えます。

4:メディカルプラスキャリアと描く、先生だけの”稼ぎ方の設計図”

ここまで見てきたように、納得のいく年収とは、額面の大きさではなく、「時間あたりの効率」「生涯の手取り」「資産としての残り方」を掛け合わせた総合力で決まります。とはいえ、当直の実態も、昇給の実績も、退職金のルールも、求人票を眺めているだけでは分かりません。ご自身の今の市場価値がいくらなのかも、一人では判断が難しいものです。

そこで私たち『メディカルプラスキャリア』の出番です。

■メディカルプラスキャリアができること

●先生の経歴・スキルに対する客観的な市場価値の査定
●求人票には載らない、手当・昇給・退職金など報酬の細部の調査
●時間あたりの効率まで含めた、複数求人の実質比較
●数年先のライフプランから逆算した、無理のない働き方の提案

単なる求人紹介ではなく、先生の人生設計に伴走するパートナーとして、「先生だけの稼ぎ方の設計図」を一緒に描きます。

まとめ

医師の転職において、年収は最大の関心事です。しかし、大切なのは「いくら提示されたか」ではなく、「その働き方で、生涯どれだけ手元に残るか」です。

●額面より「時間あたりの効率」で比較する
●初年度より「年収推移・退職金・生涯手取り」で考える
●「稼ぐ」だけでなく「残す・増やす」まで設計する

転職を”目先の条件改善”で終わらせるのか、それとも”人生後半の資産づくり”の起点にするのか。その差は、判断軸を持っているかどうかで決まります。

「自分の市場価値を知りたい」「この年収提示は本当に得なのか確かめたい」。そうお考えの先生は、ぜひ一度、『メディカルプラスキャリア』にご相談ください。今すぐの転職を前提としない、情報収集だけのご相談も大歓迎です。

【メディカルプラスキャリアへの転職相談はこちらから】
・常勤での転職はこちら→ https://career.medicalplus.info/full-time/
・非常勤での転職はこちら→ https://career.medicalplus.info/part-time/

※本記事の調査データは「医師のキャリアとライフスタイルに関する意識調査」(2026年3月実施、当社登録医師46名回答、割合は設問回答ベースn=42で算出)によるものです。

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