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【コラム】医師の転職成功のための差がつく履歴書の書き方

コラム

こんにちは。医師転職支援の「メディカルプラスキャリア」です。
今回の記事は、医師の履歴書の書き方についてお送りいたします。

1:履歴書で転職活動に大きな差がつく

履歴書は転職活動においては重要な書類になり、自身の経歴を的確にアピールすることが大切な書類です。しかし、はじめてご転職を検討される医師の方にとっては、履歴書の作成はちょっとしたイベント事かもしれません。

メディカルプラスキャリアのような転職エージェントを利用する場合も、求人によっては医師自身での履歴書作成が求められることもあります。この記事では、応募先の理事長や院長、また採用担当者の注目を引くための履歴書の書き方を、各項目のポイントに焦点を当て、見本を交えながら、スムーズに履歴書の作成できるよう解説いたします。
転職をお考えでない方でも、履歴書の作成は自身のキャリアを整理し、見直す機会となりますので、是非、ご参考にしてください。

2:履歴書のフォーマットは?

応募先によって履歴書のフォーマットや作成方法が指定されている場合を除けば、形式は自由になっています。
市販のものや転職エージェントが用意しているフォーマット、またこだわりがあるようでしたら自作していただいても構いませんが、特にこだわりがなければ、厚生労働省が「厚生労働省履歴書様式例」というものを出していますので、こちらの利用も可能です。

■JIS規格の様式との違い
JIS規格の様式例との相違点は以下の2点です。
1. 性別欄は任意記載欄となります。
2. 「通勤時間」「扶養家族数(配偶者を除く)」「配偶者」「配偶者の扶養義務」の各欄は設けていません。
※特に応募者のプライバシーの要素が非常に高い情報であることなどを踏まえ、新たな様式例では項目を削除しています。

今回はこの「厚生労働省履歴書様式例」をもとに、書き方の説明をしていきます。

3:医師の履歴書作成のポイント

それでは具体的に、先ずは基本情報を記載する表面(右面)の氏名や写真・学歴職歴欄について、項目ごとに説明いたします。

医師履歴書オモテ例 ①.日付、氏名、写真について

こちらの項目について、ご注意いただきたいのは下記の点になります。
【日付】
こちらは履歴書を作成した日時ではなく、提出の日程になります。
また他の項目も含めて年月日を記載する際には和暦、西暦どちらでも構いませんが、どちらに統一する必要があります(転職エージェントに提出する際には、転職エージェントに提出した日時で大丈夫です)。
【氏名】
略字を使用せず、戸籍登録の文字(字体)で正確に記載してください。
姓と名の間を少し空けてスペースを入れると、区切りが分かりやすくなります。
またふりがなについては「ふりがな」の場合はひらがなで、「フリガナ」の場合はカタカナで記載します。
【写真】
3ヶ月以内に撮影したものを貼付します。
服装はスーツ・ジャケットや白衣などで、また髪型も清潔感に注意して好印象を与えるように気を配りましょう。

②.住所、電話番号、メールアドレス

【住所】
都道府県名から記載し、建物名や部屋番号を省略せずに正確に記載してください(数字は算用数字を使います)。
【電話番号】
連絡が取れる番号を記載してください。番号は固定電話でも携帯電話でもどちらでも問題ありません。
【メールアドレス】
メールアドレスについて、現在ではフリーアドレス(GmailやYahoo!メールなど)も一般的に利用されているので問題ありません。避けていただきたいメールアドレスとしては、今後転職に関してのやり取りのメールがありますので、現職で利用しているメールアドレスについてはお控えください。

※※※注意※※※
おもに携帯電話のキャリアメールアドレスを使用する場合は、求人施設などからのメールがブロックされないよう、メールブロックの設定を見直してください。

③.学歴

下記ポイントを押さえましょう。
●1行目の中央に「学歴」と記載し、次の行から学歴を詳細に記載します。
●学歴は高校卒業から履歴書に記載すると、より丁寧な印象を相手に与えます。
●学校名は略さずに正式名称で(高校は私立・国公立も含めて)記載します。
●学校名が変更されている場合は、旧名で記述した後に新しい名称を記載します。

例:私立〇〇〇高等学校(現・私立□□□高等学校)/□△大学医学部(現・△△大学医学部医学科)

④.職歴

下記ポイントを押さえましょう。
●1行目の中央に「職歴」と書き、次の行から年代順に職歴を記載します。
また勤務した病院が名称変更されている場合は、旧名で記載したあとに新名称を書いて補足しましょう。

例:▲▲大学医学部附属病院(現・▲▲大学病院)

●診療科目、役職などについても記載してください。
●職歴を見ただけでは、医局人事の異動か採用担当者も判断つかない場合があるため、職歴欄に「医局人事」と記載してください。

例:△△市立△△市民病院 内科 医員(医局人事)

●研究などの海外留学は記載したほうがプラスになります。外国での経歴は国名の記載と、勤務先の名称を記載。記載方法はアルファベットと()でカタカナを併記してください。
例:medicalplus clinic(メディカルプラスクリニック)アメリカ

⑤.学歴・職歴を書き得終えたら

その下に左寄せで下記を記載してください。
在職中の場合は「現職に至る」と記載する。
退職日が決まっている場合は「退職予定」と記載する。
離職中の場合は、「離職中」と記載する。

職歴の最後は右寄せで「以上」と記載し、職務経歴欄は終了です。
続いて裏面(右面)をみていきましょう。

医師履歴書ウラ例

⑥.免許・資格

記載する順番として、免許→資格→所属学会の名称で記載するのが一般的です。
上記の順番で記載していき、取得した順番で省略せず正式名称で記載しましょう。

免許・・・医師免許、自動車免許等
資格・・・専門医、指導医、認定医等
学会・・・日本内科学会、日本外科学会等

⑦.志望動機、特技、好きな学科、アピールポイントなど

応募先の求人施設の方針・特徴や求める人物像を確認しましょう(転職エージェントに確認してみてください)。
経験やスキルを踏まえて「応募先の求人施設で働きたい理由」「どのように貢献できるか(施設側にどのようなメリットがあるか)」「入職後のビジョン(挑戦したいこと、自身がどのようにありたいか)」など具体的に記載してみてください。

履歴書の中で、唯一自身の言葉で自由に書ける箇所で、アピールが可能な重要な項目です。
どの求人施設でも当てはまるような志望動機では応募先の求人施設に響きませんので、パソコンで履歴書を作成する場合でも、志望理由はその求人毎に書き換えたほうが求人施設に良い印象を与えやすいです。
応募先の求人施設の理念や診療方針を理解した上で、これまでの臨床経験やスキル、職務に対する意欲などを織り交ぜながら自身の強みをアピールしていくとよいでしょう。
面接でも志望動機を質問されることが多いので、アピールしやすい経験や資格と紐づけて記載すると面接での質問に対しての回答がしやすくなります。

⑧.本人希望記入欄

基本的には「貴院の規定に準じます。」と記載しましょう。
ただ家庭の事情などで希望がある場合は記載しても構いませんが、理由も添えると丁寧な印象を与えます。
※こちらに記載しすぎると求人施設側に悪い印象を与えてしまう可能性もございます。
希望や条件交渉などは転職エージェントが代行してもらったほうが施設側に与える印象は良くなります。

3:その他の注意点

特に指定がなければPCでの作成をお勧めいたします。
理由としては、修正のしやすさや文字の美しさなど、作業効率が高いからです。
また転職エージェントを利用する際にも、転職エージェントに提出後、必要な修正を加える事も可能です。とはいえ、手書きで提出をする場合もあるかと思いますので手書き、PCでそれぞれ注意点をまとめます。

【パソコンで作成する際の注意点】
・履歴書のフォーマットに指定がないかどうか確認をする。
・手書きの指定がないか確認をする。
・文字変換の際に漢字を間違えていないか確認をする。
・コピー&ペーストを行うときに記入欄を間違えていないか確認する。

【手書きで作成する際の注意点】
・楷書(かいしょ)で丁寧に書くようにする。
・鉛筆や消せるボールペンの利用は避け、必ず通常の消せない黒いボールペンを使用する。
・修正液、修正テープ、二重線での訂正は行わない(書き誤りがあれば、新しい用紙を使用する)。
・コピーを取った場合にも、提出する際には原本を提出し、コピーは使用しない。

最後に、作成が終わったら誤字脱字や情報の正確性を改めて確認を行います。
ただ確認は、書き終えた直後ではできるだけ避けてください。誤字脱字があってもスムーズに読み流してしまうこともありますので、一度時間をおいてから行うことお勧めいたします(書き慣れた基本情報であっても、間違えることもありますのでご注意ください)。

また志望動機は相手にも理解しやすい構成になっているかを改めて確認してみてください。
自分だけでは見逃してしまう、気づかない可能性のあるのであれば、転職エージェントにアドバイスを受けることも有効です。

4:最後に

転職を検討される場合には、プロの助言を得ることが非常に有益です。
履歴書の分かりやすさや内容を確認するには、専門家による意見は大変頼りになるものです。特に医師に特化している転職エージェントであれば、医師特有の転職に関する事情も理解していますので、より魅力的な内容に改善も手助けしてくれるでしょう。

是非ご自身の転職にもプロフェッショナルの力を活用してみてください。

【メディカルプラスキャリアへのご相談はこちらから】
・常勤での転職はこちら→https://career.medicalplus.info/full-time/
・非常勤での転職はこちら→https://career.medicalplus.info/part-time/

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