03-3525-4307

お電話受付時間 9:00 ~ 19:00(月~金)

【コラム】医師のための転職戦略!情報収集から応募書類の作成、面接までの完全解説

コラム

こんにちは。医師転職支援の「メディカルプラスキャリア」です。
本日のコラムは「医師のための転職戦略!情報収集から応募書類の作成、面接までの完全解説」をテーマに、情報収集の重要性、応募書類の作成、面接事前準備から面接対策まで解説いたします。過去のコラム「希望条件と転職理由の明確化と失敗しないポイント」をお読み頂いた方は自己分析を終え、転職理由を整理し、譲れない希望条件が見えてきたのではないでしょうか。今回のコラムでは次のステップとして、転職を検討するにあたっての情報収集の重要性、応募書類の作成、面接事前準備から面接対策までをまとめました。先生にとって満足のいく転職になるよう、ぜひご参考いただけますと幸いです。

1:情報取集の重要性

過去コラム「転職理由と希望条件の明確化について」で解説いたしましたが、次のステップは明確化された理由や希望条件を叶えられる医療機関の探索を行います。令和4年10月に厚生労働省から発表されている医療機関数前年より697 施設増加しており、医療機関は全国で181,093 施設(令和4年10月)がございます。
参考:厚生労働省/「令和4(2022)年医療施設(動態)調査・病院報告の概況」https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/22/dl/02sisetu04.pdf

数多くの施設がございますので、その中からご自身に合った応募先を見つけるのは大変です。しかしながら情報収集をしなければ、将来ご希望の転職先を考える上で選択できる件数が少なくなってしまいます。効率よく情報収集をするためにはどのような方法があるのか、メリット・デメリットも含め解説していきます。

①.自己応募

探索方法

病院やクリニックのHPなどで医師募集を見つけて応募する。

メリット

● 希望条件が明確な場合には、ピンポイントで希望の求人を見つける可能性がある。
● 自分の都合(ペース)に合わせた動きが取れる。

デメリット

● 職場内部の状態、経営状況など詳しい情報が少ない。
● 数多くの医師募集の中から応募先を見つけるのが大変。

②.知人の紹介

探索方法

知人から医師の募集をしている医療機関を紹介してもらう。

メリット

● 他サイト等で掲載されていない非公開の求人が多い。

デメリット

● 入職時のイメージが条件と違っても、退職しづらい。
● 条件交渉がしづらい。
● トラブルが起きた場合には紹介者との人間関係にひびが入る可能性がある。

③.人材紹介会社

探索方法

医師専門の人材紹介会社に希望条件や転職理由、将来のキャリアプランを伝え、転職をトータル的にサポートしてもらう。

メリット

● 手間のかかる求人探索、面接同行や条件交渉などを代行してくれる。
● WEBや広告に出ていない、非公開求人がある。
● 求人票の条件を交渉次第で自分のスキルや希望に合ったものに変えることが出来る。

デメリット

● コンサルタントやエージェントの人に左右されることが多く、当たり外れがある。

上記記載のように、大きく分けると3つの情報収集の方法がございます。
ご自身で理想の転職先をお探しする先生もいるかと思いますが、相当の時間、労力を使うことになります。また、②の知人からの紹介で入職された先生からは、条件が違い退職したいが紹介者の顔もあるので、退職しづらいなど実際によくご相談頂きます。③の人材紹介会社では多くの会社があると思いますが、選定のポイントをお伝え致しますと、医療領域の知識が豊富な「医師専門」に行っている人材紹介会社をお勧め致します。また、医師専門の人材紹介会社を使って求人探索を行う場合には、多くの人材紹介会社に頼まれ、どの求人がどこの会社から紹介されたのか分からなくなっている先生もいらっしゃいますが、多くても2~3社程度に抑えることをお勧め致します。

2:応募書類の作成

求人探索を行い、希望の施設の選定を終えましたら、続いては書類応募になります。
書類応募に求められる書類としては、施設によって異なりますが、キャリアシート及び推薦状(人材紹介会社が作成)、履歴書、保険医登録票、医師免許の写しの依頼を受けるケースが多くございます。履歴書の作成にあたり、過去には手書きを推奨している人材紹介会社もあったかと思いますが、現在はほとんどがPCで作成されている履歴書となります。先生により、他施設で使用した履歴書をそのまま提出してしまう先生もおりますが、志望動機、特技、好きな学科、アピールポイントについては、履歴書の中で、唯一自身の言葉で自由に書け、アピールが可能な重要な項目です。施設ごとに経験やスキルを踏まえて「応募先の求人施設で働きたい理由」「どのように貢献できるか(施設側にどのようなメリットがあるか)」「入職後のビジョン(挑戦したいこと、自身がどのようにありたいか)」など具体的に記載することにより、書類選考の通過率に差が出てきます。
面接でも志望動機の質問されることが多いので、アピールしやすい経験や資格と紐づけて記載すると面接での質問に対しての回答がしやすくなります。履歴書の作成については、より詳しく解説している過去のコラム「医師の転職成功のための差がつく履歴書の書き方」がございますので、履歴書作成時にはご覧になって作成頂ければと思います。

3:面接事前準備

書類応募を行い、選考通過いたしましたら続いては山場である面接に進みます。面接では施設側の担当者は、「ここで働く理由」に説得力があるか、「一緒に働きたい」と思える人間か、「コミュニケーション能力」があり、患者さんとスタッフとうまくやっていけるかなどを見極めようとしております。実際の手技について、ご質問を頂くこともありますが、手技についてはご勤務頂かないと確認が取れないこともあることから、面接では人としての魅力(印象やコミュニケーション能力)を判断軸に進まれるケースが多いです。そのためにも、面接前の事前準備をしっかりと行うことで、採用率に差が出ますので、具体的に事前準備はどのような事を行うのかを解説していきます。

「応募した施設の調査と志望動機」

知人の紹介やご自身で探索され見つけた場合には概ね、施設側の情報はお分かりになっていることかと思いますが、人材紹介会社から紹介を受けた施設については、事前に施設側のHPを確認し、理念、医療への思い、方針など確認することが重要です。その理由として、面接時に志望動機はなんですか?と施設側よりご質問を頂くケースが多いのです。仮にエージェントから勧められたからだとしても、エージェントに勧められたからとお伝えするのではなく、ご自身の言葉で施設側の理念や方針を交えた志望動機を準備することをお勧め致します。

「転職理由の伝え方」

こちらも面接の時によくいただくご質問です。前職の施設を退職する背景には何か不満があったかと思いますが、転職理由で不平不満や愚痴などをお伝えすると印象が悪くなってしまいますので、転職理由はなんでしょうか?と聞かれた時にはキャリアアップや目標達成などポジティブな回答をお伝えすることで、施設側の印象がよくなります。

「質問の準備」

面接時にご質問はありますか?と聞かれるケースも多くございます。面接時には先生から「質問はありません」と回答してしますと施設側の担当者としては施設に対して興味がないのではと感じられてしまう方もおります。ですので、求人票を確認頂き、具体的に勤務をすることを想定したご質問を1つでもご準備することをお勧め致します。

【※※ 注意 ※※】
報酬面などのご質問はエージェントを介して質問した方が印象がよいかと思いますので、面接前にエージェントと事前面談を行い、聞きづらいことについては事前にエージェントに伝えておいてください。また、あまりにも多く質問をしてしますと細かい先生だと認識されるケースもございますので、事前面談で質問したい事項をエージェントに相談し、当日の面接時にご質問することを整理することをお勧め致します。

4:面接当日の対策

面接に向けて事前準備は整いましたでしょうか。次は面接当日の6つのポイントについて解説致します。

①「服装」

人の第一印象は3秒で決まると言われています。第一印象は服装が9割とも言われており、第一印象を良くするには服装が決め手です。第一印象を決める視覚情報の8割をしめるのが洋服ということから、基本スーツを推奨しており、男性はネクタイも締め、面接に向かいましょう。面接に行く前には鏡でもう一度確認し、髪のはねや靴の汚れなどにも気を使い、清潔感をもって面接に臨みましょう。また、勤務先から直接伺うため、スーツでない場合にはジャケットを羽織るなどの対策もおすすめ致します。

②「時間」

面接当日は時間に余裕を持った行動をとりましょう。アポイントの5~10分前に訪問すると、ご自身の気持ちも落ち着き、施設側の面接担当者からも時間に正確という好印象を与えます。ただし、あまりにも早いお伺いは逆効果になるケースもございますので、5分前~10分前にお伺いするようにしましょう。

③「受付」

受付に入るときにはコート、マフラーは脱ぎ、受付の方に「本日○○時から○○様と面接をお願いしている○○と申します。」と丁寧にお伝えしましょう。施設の中には受付への対応がひどかったなどを理由に採用のお見送りを頂いたケースもございますので、受付の方とお話しする時から面接が始まっているお気持ちで対応しましょう。

④「入室」

面接室に入室しましたら、まず挨拶をします。椅子をすすめられたら着座し、コートは自分の椅子の背もたれにかけましょう。また、着座した際には背もたれに寄りかかりお話しするのではなく、姿勢よく座ると印象がよくなります。

⑤「面接」

エージェントが入っている場合には司会を進行するケースもございますが、一般的な流れでは、先生の自己紹介、転職理由、志望動機から始まり、施設及び求人内容の説明、と最後に質疑応答で終わるケースが多いです。前章の事前準備をしっかり行うことで、スムーズな進行ができ印象がよくなりますので、事前準備はしっかりと行いましょう。

⑥「見学」

面接後若しくは面接の質問前に見学を行うことがございます。見学中に確認事項があれば、その場で聞く事も大切です。また、働いているスタッフや患者さんとすれ違う時にはご挨拶「こんにちは」や会釈することにより、印象も良くなります。

5:最後に

今回のコラムはいかがでしたでしょうか。
転職の成功に向けて、情報収集の重要性から応募書類の作成、面接の事前準備・対策までの全プロセスを包括的に解説し、転職活動を成功に導くための具体的なアドバイスも記載しております。弊社エージェントは先生方の「満足以上の転職を」を実現するために共に伴走し、同じゴールを目指しております。信頼できるパートナーと良いより未来の実現のため、転職を検討している方は下記URLよりお問合せください。

【メディカルプラスキャリアへの転職相談はこちらから】
・常勤での転職はこちら→https://career.medicalplus.info/full-time/
・非常勤での転職はこちら→https://career.medicalplus.info/part-time/

最新のお知らせ一覧へ戻る

医師転職支援サービス申し込み 無料