こんにちは。医師転職支援の「メディカルプラスキャリア」です。本日のコラムは「40代医師の転職成功事例」をテーマに、実際に転職をされた先生方の転職成功事例をご紹介いたします。
40代はこれまでの様々な経験や知識を背景に、臨床医としてご活躍をされるだけでなく、マネジメントも含めて病院やクリニックなどで中心的な役割を果たすような年代です。一方でプライベートでは、ライフイベントである三大支出（住宅購入・子供の養育費・老後の資金）や親の介護など、プライベートとキャリアプランをどうバランスをとっていくのか意識する必要がでてくる年代でもあります。難しい選択の中で、どのように転職活動を行い、どのように転職先を決めていったのか。実際に転職を成功させた事例をご紹介しておりますので、現在、転職について悩みをお持ちの方、是非ご参考にしていただけますと幸いです。
1：「ポスト争いの医局を離れ、ワークライフバランスを考えた生活へ」
はじめに、消化器外科医・I.Ｍ.先生（40代前半・男性）の実例をご紹介いたします。
Q：転職を考えたきっかけや理由を教えてください
子供や妻の家族の事情など、さまざまな理由から大学でのポストを追求することを止めて、退局する決心をしました。長い間大学の医局で働き、「より上位のポストを」と努力してきましたので正直、残念な気持ちもありましたが、これからはプライベートも大切にしようと考えました。
Q：転職に際して重視した希望条件は？
妻の仕事や子供の学校が終わった後、家族と夜の時間を大切にしたいと思い、第一に当直や呼び出しがないこと、次に今までの経験を活かせるところを中心に考えました。
Q：具体的に転職活動をどのように進めていきましたか？
インターネットから情報を収集して、興味を持ったところに自分で応募してみましたが、残念ながら自分が溶け込めるイメージがわかず、決め切れずにいました。一度誰かに相談してみようと考え、興味のあった求人を扱っているメディカルプラスさんに相談してみることにしました。
担当エージェントの方とのやり取りを通して、希望条件の優先順位を改めて整理していくと、最初は消化器外科を続けていくことを中心に考えていましたが、プライベートの時間を確保し、また長く安定して働けることを重視していることに気づきました。
そんな時に分院の開院を検討している医療法人で求人募集をしているのを拝見し、本院で経験を積みながら、内科の診療に慣れたら、分院の管理医師・院長になれる求人を紹介してもらいました。将来長く活躍できること、家庭とのバランスが取れることなどを考え、こちらにお世話になることに決めました。
Q：今回の転職についての感想をお聞かせ下さい
外科から内科への転科でしたので最初は不安もありましたが、転職してみると当直や急な呼び出しもなく、また院長として一定の権限もあり、ワークライフバランスだけでなく、仕事自体にもやりがいを感じています。
担当エージェントの方に入職した医療法人を紹介してもらい感謝しています。
２：「開業を見据え、足りない経験を埋める転職を」
つづきまして、呼吸器内科・Ｏ.Ｈ.先生（40代半ば・男性）の実例です。
Q：転職を考えたきっかけや理由を教えてください
学生の時から将来はクリニックを開業しようと決めており、そろそろ開業の準備にかかろうと考えたのがきっかけです。クリニックでの勤務経験が不足しており、経営についても理解が浅いため、それらの問題を解決できるような転職先を選ぼうと考えました。
Q：転職に際して重視した希望条件はどんなことでしょうか？
開業に必要なクリニックでの経験や経営が学べるところ、また将来の開業を応援してくれるようなところがあれば良いなと考えていました。また、開業資金も必要なため給与が高いところも希望していました。考えるとわがままな希望ですね。
Q：具体的に転職活動をどのように進めていきましたか？
「クリニックの第三者継承」をおこなっているメディカルプラスさんは以前から知っており、転職支援も行っているのを見かけたので、相談することにしました。
担当エージェントの方に、将来開業を考えていることを伝えると、それに向けてどのような準備が必要か、その為にはどのような医療機関に転職した方が良いのかなどアドバイスを頂き、話し合いを行いました。
一番迷ったことは、将来開業したいということを、応募する医療機関に伝えて良いのかという点でした。担当エージェントの方からはしっかり伝えて、開業を応援してくれる医療機関を探した方が良いのではないでしょうか？とのことでしたので、将来開業を考えていることを伝えて、受け入れてくれる医療機関に応募しました。
その中で、ある医療法人のクリニックに応募をしたところ、理事長より勤務しながら開業に必要なことを学び、開業準備を進めていくことも応援しますという話をいただき、入職を決めました。
理事長とじっくり話ができ、就任後のイメージもはっきりとしたので、迷いなくここで働くことを決めました。
Q：今回の転職についての感想をお聞かせ下さい
私の場合は「将来開業したい」という明確な目標があったので、「クリニックの第三者継承」をしているメディカルプラスさんに相談したのは非常にマッチしていたと考えています。
実際にクリニックに入職してみると、診療報酬の点数の取り方や、どうすれば新規の患者さんが来てくれるのかなど病院で勤務していた時はあまり考えていなかったことも多く、経営的な視点が学べるため、まだ数年はこのまま雇われ院長として経験を積みながら学んでいこうと思っています。
十分な経験を積んだ後に理事長とも相談しながら、開業を進めていきたいと考えています。
３：「将来の親の介護に備えて」
続いて、内科医・Ｔ.Ｔ.先生（40代後半・男性）の実例をご紹介いたします。
Q：転職を考えたきっかけや理由を教えてください
前職が忙しかったこともあり、遠方に住んでいた両親にはなかなか会いに行けずにいました。両親が高齢でしたので、いつかは実家近くへ引越しをしなければと漠然と考えていましたが、母がつまずいて足の骨を折ったことをきっかけに転居を決め、同時に転職を決意しました。
Q：転職に際して重視した希望条件はどんなことでしょうか？
両親の住居にそう遠くないところに住み、また何かあったときにすぐに動けるように忙しすぎない勤務先を考えていました。希望条件としては、療養型の病院であること、また収入面も考え、他の医療機関への非常勤勤務も認めてくれるところを探しました。
Q：具体的に転職活動をどのように進めていきましたか？
インターネットで求人情報を探していた時に、メディカルプラスさんが取り扱っていた求人が気になり、問い合わせをしたところ、担当エージェントの方から連絡をいただきました。初めは電話で希望条件を伝えたところいくつかの求人情報をもらい、その中から興味をもった3つの医療機関に見学と面接を依頼しました。
勤務については細かい希望がいろいろあったのですが、最終的に、私のわがままな希望の一つ一つに応えていただけた医療機関への入職を決意しました。
Q：今回の転職についての感想をお聞かせ下さい
遠方への転職だったので、地域や応募先の状況などがわからないため、細かい質問や勤務に直接関係のない家賃相場や住環境なども、担当エージェントの方には相談にのってもらいました。転居も含め非常にスムーズに転職先を決定できたのは、担当エージェントの方のおかげだと思っています。大変感謝しています。
４：「育児や進学など、家庭環境を優先」
最後に、消化器内科・S.N先生（40代半ば・男性）の実例になります。
Q：転職を考えたきっかけや理由を教えてください
残業が毎日のように続いており、それと合わせて毎週の当直や夜間のオンコールの出動等、慢性的に疲れが抜けない状況がつづいていました。まだ小さい子供がおりますので、色々と手間がかかっていたのですが、育児を妻に任せっきりになってしまっており家族との時間を取れなかった事から、転職を決意しました。
Q：転職に際して重視した希望条件はどんなことでしょうか？
担当エージェントの方に最初に伝えたのは、第一希望としては、当直・呼び出しがなく、残業も少なく、家庭中心の生活ができること。第二希望として、その上で、経験を積んできた内視鏡検査や治療の業務も携われる職場を探してほしいと担当エージェントの方に伝えました。
Q：具体的に転職活動をどのように進めていきましたか？
実際に家庭中心の生活ができそうな求人を紹介してもらいましたが、物足りなさを感じ、やはり消化器内科医の内視鏡業務に対して、自分の希望が強いのではないかと考え、担当エージェントの方に「内視鏡検査や治療ができればしたいが、オンコールは対応しない求人を探してください。」と伝えました。
しかし、私の希望する勤務エリアでは内視鏡治療とオンコールがセットで募集が出ており、内視鏡治療でオンコール対応なしという求人がない状況でした。そこで担当エージェントの方と相談し、第一希望である家庭中心の生活ができることを重視し、当直・呼び出しのない外来と内視鏡検査を行っている医療機関を紹介していただき、そこに入職を決めました。
Q：今回の転職についての感想をお聞かせ下さい
希望していた内視鏡の業務と、当直・呼び出しなしの家庭中心の勤務が実現でき、担当エージェントの方には感謝しています。現在は慣れない育児と家事に奮闘中です。
５：まとめ
今回のコラムではライフイベントも多い40代の医師の成功事例を４つ紹介しました。ご自身のご状況と近い事例はありましたでしょうか。もちろんご紹介した転職成功事例は一部になり、実際には様々なご希望をご相談いただいております。
仕事を充実させるのか、プライベートを充実させるのか、両方をどのようなバランスにするのか、是非メディカルプラスキャリアにご相談ください。転職のパートナーとして伴走させていただきます。
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