こんにちは。医師転職支援会社の「メディカルプラスキャリア」です。本日は「医師の悩みを解決!職場の人間関係でストレスをためない3つの解決方法」についてのコラムとなっています。
多忙な日々の中、人間関係などで心に負担を感じている先生も多いのではないでしょうか。転職のご相談を受けるなかでも、転職の理由として「人間関係」を挙げられる先生も多くいらっしゃいます。この記事では、ストレスをためず人間関係をよくするためのコミュニケーションの取り方を紹介します。現職で上司や同僚、また他のスタッフとの人間関係にストレスを感じている先生や、転職したばかりで新しい職場でどのように人間関係を作っていけば良いかお悩みになっている先生は是非ご一読ください。
1:医師が抱える人間関係のストレス
仕事でストレスを抱える原因はいくつもあります。業務量が多く疲れがたまっている、多忙なスケジュールでワークライフバランスをとることが難しい、健康や命を扱う仕事ですのでプロ意識や責任感からくるプレッシャー、労働条件などもストレスの原因になるかとおもいます。その中でも「職場の人間関係」は、ストレスを感じる理由としての大きな原因の一つとなっています。職場での人間関係は、上司や部下となる医師との関係性や、患者さんやそのご家族との関係性、また他の医療従事者との関係性など様々です。ひとつずつ見ていくと以下のようなことがあります。
上司や部下となる医師との関係性
診療方針や業務内容について、上司になる医師と意見が異なることもあります。また以前よりは少なくなってきていると聞きますが、パワハラに当たるものや、病院によっては派閥争いなどもあります。また部下との関係においてはジェネレーションギャップによる価値観や働き方に関する考え方の違いがあり、コミュニケーションが円滑に進まないことがあります。
患者さんやその家族との関係性
患者さんは医療に関して知識が医師とは異なりますので、病状や治療法の説明が難しい場合、患者さんとの間で誤解が生じ、感情的な対立に発展することがあります。また患者さんの治療結果に対して期待が大きすぎ、医師の努力が報われない時に、患者さんやご家族から責められることがあり、ストレスを感じることもあります。
他科や他職種との関係性
医師は自分自身の専門科だけでなく、他科の医師や他職種の医療従事者との連携を取っていかなければなりません。他職種である看護師、薬剤師、他の医療従事者との役割分担について、病院ごとにルールが異なることもあります。転職をすると、前職との役割分担のルールが異なることから誤解が生じコミュニケーションが円滑に進まないこともあります。
医師は、様々な関係者と仕事を進める必要があるため、職場の人間関係によるストレスは、誰しもが経験するものです。しかし、コミュニケーションを円滑にすることでストレスを軽減し、より良い職場環境を作ることができます。良好な人間関係は、仕事へのモチベーション向上にも繋がり、結果的に仕事の質の向上へと繋がります。
それではコミュニケーションをとるにあたって注意したい点はどのようなものがあるのでしょうか。ここではストレスをためず人間関係を良くするためのコミュニケーションの取り方を、3つ紹介いたします。
2:挨拶をしっかり行う
業務が忙しい中で、ゆっくり雑談をする機会がとれない方や雑談自体が苦手な先生もいらっしゃるかと思いますがそのような方は、まずは挨拶から初めてみるのはいかがでしょうか。
「おはようございます」「お疲れ様です」であれば時間も取られず、雑談が苦手な方でもしやすいコミュニケーションです。
また挨拶を繰り返すことによって、顔と名前を覚えてもらえれば、何か必要があって用事を頼まなければいけない時も声を掛けやすくなりますし、軽い雑談を交わせるようになるかもしれません。
3:御礼・感謝を伝える
病院内では医師同士が連携して、助け合う場面は多くあります。自身の専門ではない症状について他科の医師にコンサルをお願いすることや、当直の先生に、自分の担当患者さんの対応をしていただくことなど、よくおきることです。その時に「当然」ととらえるのではなく、都度感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。コミュニケーションをとる絶好の機会になりますし、些細なことでもきちんとお礼を伝えれば、好印象を持ってもらうことができ、次に何か困ったとき「また助けてあげよう」と考えてもらえるようになります。
他職種の方とも同じで、小さなコミュニケーションの積み重ねが人間関係の構築に繋がりますので、是非取り組んでみてください。
4:報連相をこまめに行う
上司との人間関係に悩まれている方も多くいらっしゃると思います。上司が気難しい方やお忙しい方の場合、やはり雑談を通しての人間関係の構築は難しいかもしれません。その場合には、報連相をこまめに行うことを意識してみましょう。話すことが業務内容になりますので、共通の話題として話すことができ、必要によっては経験豊富な上司のサポートを受けることができるかもしれません。
また報連相については、他職種のスタッフと連携という面でも大変重要です。
厚生労働省の「医師の勤務実態及び働き方の意向等に関する調査」からは、「1日で5つの業務に費やした平均約 240 分のうち、20%弱(約47分)が他業種に分担可能」というデータが確認できます。報連相を他職種のスタッフとこまめに行うことにより、サポートが受けやすくなり、自分自身の業務がよりしやすい環境にも繋がっていきます。
*出典:厚生労働省「医師の勤務実態及び働き方の意向等に関する調査」
5:転職を考える
現職で、いろいろ取り組んでみてもなかなか人間関係が改善されず、そのストレスでメンタルの不調や仕事へのモチベーションが下がってしまった場合には、環境を変えるために転職を選択するのも一つの方法です。当然ですが人間関係は職場によって大きく変わりますので、勤務先が変われば人間関係の悩みが解消される可能性は十分にあります。
ただ人間関係が原因で転職する場合に大切なことは、「何が原因だったのか」を改めて考えてみることです。原因は、診療方針なのか、施設の風土なのか、また上司やスタッフの性格に由来するものなのか、もしくは自分自身に問題があったのか、「何が原因だったか」を改めて考えてみてください。原因がわかれば、転職活動の際に「何を確認しなければいけないのか」がわかりますので、次の職場で同じように悩みを抱えることを防ぐことができます。
転職活動の際に、現地見学を行う、インターネットの口コミを確認する、また転職エージェントを利用している場合には転職エージェントに相談し確認してみるのも方法です。
6:まとめ
職場での人間関係は、日々の業務を円滑に進めるためにも、重要な要素の一つです。医療現場は様々な専門家が集まっており、それぞれの分野のプロフェッショナルだからこそ意見が合わない、対立してしまうことも残念ながらあるかと思います。
もし、人間関係が上手くいっていないと感じた場合には、
●挨拶をしっかり行う
●御礼・感謝を伝える
●報連相をこまめに行う
など、自分の行動を見直し、上記の実践から取り組んでみてください。
それでも解決が難しい場合には転職も一つの選択肢になりますので是非その際にはメディカルプラスキャリアまでご相談ください。メディカルプラスキャリアでは、転職の理由や転職の目的なども深くお伺いし、先生にとってベストな提案ができるよう心がけています。ご相談事ありましたら下記よりお問い合わせください。
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