こんにちは。医師転職支援会社の「メディカルプラスキャリア」です。
本日は「春からの転職活動。成功ポイントとは?」テーマにコラムを展開してまいります。医師の皆様のご入職時期として年度替わりである「4月」を選ばれる先生も多いのではないでしょうか?医局人事の関係や雇用契約更新の関係で、この時期を選ばれることが多く、そのため転職活動自体を9月~10月からスタートして、12月~翌1月頃までに転職先を決められる傾向があります。
それでは、例えば3月以降の「春の転職活動」は転職が難しいのでしょうか?今回は、3月から転職活動を始められる方に向けて「春の転職活動の成功ポイント」について解説いたします。これから転職活動を開始される先生や、転職を来年に先延ばししようかと迷っている先生、是非ご覧いただき、転職活動の参考にしていただければ幸いです。
1:医師が春から転職活動を開始するメリット
一般的に医師の転職は、新年度である4月入職に向けて行われることが多いです。その為9月~10月頃から転職活動を開始される方が多いですが、秋からではなく春から転職活動を開始される先生もいらっしゃるかと思います。春から転職活動をすることには、どのようなメリットとデメリットがあるのか、まずはメリットから詳しく見ていきます。
メリット1「競争率が緩和されている」
前述した通り、一般的に9月頃から常勤の転職活動を開始される先生が多く、1月~2月頃には、転職先が決まり、転職活動を終えられる先生が多くいらっしゃいます。その為、春に転職活動を行う先生が少なくなるため、転職市場全体として競争率が緩和される傾向があります。
秋の転職活動では複数の応募者がおり、入職を希望しても、他の候補者が選ばれてしまうことがありますが、春の転職活動ではより優位に転職活動を進めることが可能です。
メリット2「求人が終わってしまう可能性が比較的低い」
春の転職活動をされる先生の数が少ないため、比例して採用が決定し、募集が終わってしまっている可能性も減ってきます。もちろん人気のある求人については別の話となりますが、転職市場全体として秋の転職活動と比較すると、じっくりと応募の可否を考えていただく時間的余裕があります。
メリット3「条件交渉がしやすい」
採用する求人施設側としては、非常勤の採用より、安定する常勤の採用を優先して考えていることが多いです。前述の通り、常勤の転職者が多い秋が過ぎ、春は少ない常勤転職希望者の中から採用する必要がありますので、例えば、緊急度が高い求人の場合には、条件交渉がしやすい環境となっております。求人施設によっては給与条件など交渉ができないものもございますが、当直の回数や、オンコール対応、また入職に際しての引っ越し代等交渉しやすい時期といえるでしょう。
メリット4「採用ハードルが下がる可能性」
募集される求人施設の多くは、秋から募集を開始されているケースが多くです。募集を開始した直後は「専門医をもっている先生」「若手の先生を希望」など、採用ハードルを設けておりますが、時間が経つにつれ、採用できないケースを避けるためにも「専門医が無くてもご経験があれば可」「年齢は問わずお人柄を重視」等に採用ハードルが下がることもあります。
以上が春の転職活動の主なメリットになります。
それでは、反対にどのようなデメリットがあるのでしょうか。
つづいてデメリットを見ていきましょう。
2:医師が春から転職活動を開始するデメリット
デメリットには、どのようなものがあるでしょうか。
春からの転職活動には、以下のようなケースがあるとお見受けします。
デメリット1「求人数が少ない」
秋から求人募集をされている施設については、秋から転職活動をされていた医師の先生方を採用し、徐々に終了し、転職市場全体として春は常勤求人が減る傾向がございます。もちろん、年明けから新規で募集を開始される求人もございますが、専門の診療科目や、ご希望条件により、「希望にマッチした求人がなかなか見つからない」というケースがございます。
デメリット2「退職時期の調整が難しい場合がある」
現職の退職時期と転職先への入職時期の調整が難しい場合があります。
すでにご退職が決まっている場合には問題ありませんが、転職先が決まってから、現職に退職を伝える先生も多くいらっしゃると思います。その場合、当然、引き留めや、また退職時期の先送りの話がでますので、なかなか具体的な入職日が決まらないということあり、場合によってはタイミングが合わず入職取りやめとなるケースもございます。現職を退職するまで何カ月前に現職に告知しなければいけないのか、事前に雇用契約書や就業規則をご確認いただくと、退職時期が決まらず焦ることも防ぐことができるかと思います。
デメリット3「人気求人に応募が集中してしまう」
転職市場全体の求人数が減っている中、人気の出る条件(給与や勤務地など)がそろった新しい求人がでると、応募者が集中してしまうことがあります。その場合、転職市場全体としては転職活動中の先生が少ないものの、人気の求人についてはお問い合わせが増加し、競争率があがってしまうという現象が起きてしまいます。求人情報に対してのアンテナを高くし、新しい求人情報をいち早くキャッチすることが大切です。
春からの転職活動にはメリットもありながら、デメリットもあります。
それではこのデメリットを乗り越えて、満足のいく転職を成功させるためにはどのような対策が必要なのでしょうか?次の章にて解説いたします。
3:春転職を成功させるためのポイント
それでは春転職を成功させるために抑えておきたいポイントを見ていきましょう。
転職エージェントの活用
求人数が少ない中、より良い求人施設を探すためには、お忙しい先生お一人では限界があります。効率的に情報収集するために、是非医師専門の転職エージェントを活用しましょう。
また、登録するだけでも求人情報は届きますが、より希望に合った良い求人に出会うためには、転職エージェントと面談を行い、細かい希望条件を伝えることが大切です。相談することで、自分の希望に合った求人を紹介してもらい、スムーズに転職活動を進めることができます。
ご自身での積極的な情報収集
転職エージェントからの情報だけでなく、自身でも医師専門の求人サイトや病院・クリニックなどの施設のHPを活用して、積極的に情報を収集しましょう。不明な点があれば転職エージェントに問い合わせて確認を進めていくと、より効率的に転職活動を進めることが可能です。
積極的な応募
春からの転職活動は転職市場全体としては、転職活動をしている先生が減るため、採用が決まり終了し、求人終了のスピードはゆっくりとなっていきますが、人気のある求人については別です。転職エージェントを利用し、ご自身でも積極的に情報収取していただければ、先生のご希望に見合う興味を持てる求人に出会うことはできますので、その際には積極的に応募し、面接や施設見学を行い、入職のご判断することをお勧めいたします。
最近ではカジュアル面談を取り入れる求人施設も増えているので、カジュアル面談にて雰囲気をつかんだのち、面談・施設見学を行うという方法もございます。転職エージェントに相談をしながら積極的に転職活動を行ってください。
退職についての確認
事前に就業規則や雇用契約書にて、退職の告知をどのくらい前に行わなければいけないのかを確認すると同時に、以前退職された先生方がどのくらい前に実際に退職を伝えていたかなど、もし退職された方との連絡が取れるのであれば聞いてみるのも方法です。スムーズに転職するためにも退職についての情報収集や根回しなども早めに行うことが大切です。
4:まとめ
春の転職活動は、求人数自体が少ないので積極的に動いて、自身に合う求人を見つけ、選考に進み、求人が終わってしまう前に内定をもらう必要があります。ただ日々の業務も忙しい中、また場合によっては退職の話し合いも必要になりますので、情報収集や調整などは、転職エージェントに任せてしまう方法をお勧めいたします。
募集している求人数自体が減っても、それぞれの先生にマッチした求人はあるものです。その求人に出会うためにも是非今回のコラムを参考にしていただければと存じます。メディカルプラスでも春の転職活動のご相談、歓迎しておりますので是非ご相談くださいませ。
おまちしておりますので、どうぞよろしくお願い致します。
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