血液内科の「非常勤」医師転職市場・求人状況についてお届けします。
■血液内科とは
血液内科は、白血病・悪性リンパ腫を代表とする造血器悪性腫瘍や貧血、血小板の異常等による出血傾向などの病気を対象とする、専門性高い診療科です。疾患には貧血・血栓症・出血症・血液腫瘍(白血病・リンパ腫・骨髄腫)のほか、血管炎・血小板減少・鉄過剰症(ヘモクロマトーシス)・骨髄異形成症候群・骨髄炎症症候群が含まれます。治療は病態に応じて、輸血・抗凝固薬・免疫療法・抗がん剤投与などがあります。診察には、症状や身体所見の詳細な確認・血液検査・骨髄検査・造影剤を使った画像診断・組織生検・遺伝子検査などがあり、その専門性の高さから従事する医師は多くありません。
■血液内科の医師数
厚生労働省「令和2(2020)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」によると、全国の届出医師数は339,623人となっています。また医療施設(病院・診療所)に勤務する医師は323,700人で、うち血液内科の診療に従事する医師は2,840人(全体の0.9%)です。その年齢を見ると、医師全体の平均年齢が50.1歳であることに対し血液内科医師の平均年齢は44.6歳で、フレッシュな年齢層の医師が活躍しています。これは血液内科の専門性が影響しており、活躍のフィールドも病院勤務2,808人、クリニック(診療所)32人といった結果から、血液内科の医師の殆どが、環境の整う病院にて経験値を上げているさまが見て取れます。
■血液内科の医師転職事情
厚生労働省「必要医師数実態調査、独立行政法人労働政策研究・研修機構:勤務医の就労実態と意識に関する調査」には、血液内科のみの統計がなく、内科の平均給与1247.4万円を参考値と考えるのが良いでしょう。医師求人の求人倍率は血液内科で1.15倍になっています。血液内科の求人は希少で、欠員募集のタイミングで転職が叶うケースが多くみられます。血液内科で非常勤の求人をお探しの先生、求人が寄せられた時にすぐ応募したいとお考えの先生は、メディカルプラスキャリアまでお気軽にお問い合わせください。
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