皮膚科の「非常勤」医師転職市場・求人状況についてお届けします。
■皮膚科とは
皮膚科は、人間の身体の表面全体を包む「皮膚」に関する病気を診断し治療する診療科です。顔・手足・身体・耳・鼻・口の中に至るまで、表面の肉眼で確認できる範囲が皮膚科の診察領域になります。蜂窩織炎・帯状疱疹をはじめ、アトピー性皮膚炎・乾癬疾患、また悪性黒色腫のような皮膚がんまで、皮膚にあらわれた症状のすべてを診る科となります。皮膚症状は痛みのほか、かゆみを伴うものもあり、その辛さに寄り添う人間力と正しい診断に基づく適切な治療が求められます。
■皮膚科の医師数
厚生労働省「令和2(2020)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」によると、全国の届出医師数は339,623人となっています。また医療機関に勤務する医師は323,700人で、皮膚科に従事する医師は9,869人(全体の3.0%)です。医師全体の平均年齢が50.1歳であることに対し、皮膚科に従事する医師の平均年齢は51.0歳で、わずかに平均を上回っています。医療機関の種別ごとに内訳を見ると、病院勤務の皮膚科医は3,918人、クリニック(診療所)勤務の皮膚科医は5,951人となり、クリニックで勤務する医師の方が多い結果となっています。
■皮膚科の医師転職事情
厚生労働省「必要医師数実態調査、独立行政法人労働政策研究・研修機構:勤務医の就労実態と意識に関する調査」では、眼科・耳鼻・泌尿器・皮膚科の平均給与は1,078.7万円、また求人倍率は1.10倍となっています。皮膚科は軽度な皮膚疾患から、重症熱傷に至るまで対応範囲が幅広く、給与も経験・内容に準じます。地域の頼れるクリニックから大学病院・総合病院まで活躍フィールドが展開され、日数・曜日・時間は多様です。皮膚科で医師非常勤求人をお探しの先生、皮膚科で非常勤転職をお考えの先生は、メディカルプラスキャリアまでご相談ください。
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