糖尿病内科の「非常勤」医師転職市場・求人状況についてお届けします。
■糖尿病内科とは
糖尿病内科(代謝内科)は、糖尿病などの代謝性疾患や甲状腺などの内分泌疾患への対応から、生活習慣病の指導まで、幅広くカバーする診療科です。 対応する疾患には、1型糖尿病・2型糖尿病・高血糖性高浸透圧症候群・糖尿病性神経障害・糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症などがあり、診察には、血糖値・HbA1c・尿検査・腎機能検査・血圧測定・視力検査・神経障害検査・足の検査などを行います。食生活の欧米化が進んだ昨今、糖尿病患者は増えており、食事や運動、薬の服用などの日常生活の指導もカバーする頼れる存在となっています。この領域をカバーできる医師は、全身の臓器の内分泌代謝疾患について広範囲に及ぶ知識を有するため、他科の医師から連携を求められる場面も多くみられ、大変頼りにされている存在と言えるでしょう。
■糖尿病内科の医師数
厚生労働省「令和2(2020)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」によると、全国の届出医師数は339,623人となっています。また医療施設(病院・診療所)に勤務する医師は323,700人で、うち糖尿病内科(代謝内科)は5,630人(全体の1.7%)です。医師全体の平均年齢が50.1歳であることに対し、糖尿病内科(代謝内科)の平均年齢は45.6歳と、平均より若い医師の多い診療科目です。医療機関種別に割合を見ると、病院勤務が4,510人・クリニック(診療所)勤務が1,120人で、他科との連携がある診療科であることから、病院勤務の医師が多い状況となっています。
■糖尿病内科の医師転職事情
厚生労働省「必要医師数実態調査、独立行政法人労働政策研究・研修機構:勤務医の就労実態と意識に関する調査」では、糖尿病内科のみでの統計がなく、内科の平均給与1247.4万円が参考値となります。医師求人の求人倍率は1.18倍です。生活習慣に関わる診療科のため潜在求人の傾向があり、求人の出るタイミングをつかむことが重要になりますので、医師非常勤求人をお探しの先生は、お気軽にメディカルプラスキャリアまでご相談ください。
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