消化器内科の「非常勤」医師転職市場・求人状況についてお届けします。
■消化器内科とは
消化器内科は消化に関わる腹部臓器中心の診療科で、その対応する疾患は、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃食道逆流症・慢性膵炎・胆石症・肝炎・消化性潰瘍病・過敏性腸症候群・クローン病・潰瘍性大腸炎・消化管出血など、多岐にわたります。診療の方法は、投薬治療が大部分を占める一般内科とは異なり、内視鏡治療など外科分野にも近しい側面があります。消化器内科の医師は、問診・身体検査・血液検査・便潜血検査・内視鏡検査・超音波検査などで疾患を特定する、腹部を触診して内臓の異常を探すほか、人だからこそ可能な豊かなコミュニケーション力を駆使して患者さんから症状を聞き出し、治療を行います。
■消化器内科の医師数
厚生労働省「令和2(2020)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」によると、医師全体の令和2年12月31日現在における全国の届出医師数は339,623人となっています。また医療施設(病院・診療所)に勤務する医師は323,700人で、うち消化器内科(胃腸内科)で活躍する医師は15,432人(全体の4.8%)です。
平均年齢を見ると、医師全体の平均年齢が50.1歳であることに対し消化器内科に従事する医師の平均年齢は47.1歳で、若干フレッシュな年齢層な医師が多い診療科目と言えるでしょう。病院とクリニック(診療所)では病院勤務が11,826人、クリニック(診療所)勤務が3,606人で、専門的な側面が強い消化器内科は、病院で勤務されている医師が多い点が特徴です。
■消化器内科の医師転職事情
厚生労働省「必要医師数実態調査、独立行政法人労働政策研究・研修機構:勤務医の就労実態と意識に関する調査」によると、呼吸器・消化器・循環器の3科の平均給与は1,267.2万円で、医師求人倍率は消化器内科で1.14倍になっています。勤務日数からシフトまで多岐に渡りますので、消化器内科で医師非常勤求人をお探しの先生は、メディカルプラスキャリアまでぜひお気軽にご相談ください。
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