乳腺外科の常勤医師求人一覧

乳腺外科の「常勤」医師転職市場・求人状況についてお届けします。

■乳腺外科とは
乳腺外科は、乳房（乳腺・乳頭乳輪）の疾患を診療の対象とする診療科です。疾患には、乳がん・乳房の良性腫瘤線維（腺腫、乳管内乳頭腫など）をはじめ乳腺炎・乳腺過形成・乳腺線維症などがあり、その診察には乳房の超音波検査・乳房X線検査（マンモグラフィー）・乳頭分泌液の検査・乳腺生検といったものがあります。超音波検査やマンモグラフィーでは、乳房内部の異常を確認、乳頭分泌液の検査では分泌液中に異常があるかどうかを調べます。生検では、細胞や組織を取り出して病理検査を行い、疾患の種類や進行度を評価します。

■乳腺外科の医師数
厚生労働省「令和２(2020)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」では全国の届出医師数は339,623人、うち病院やクリニック（診療所）といった医療機関に勤務する医師は323,700人となっています。また医療機関で働く乳腺外科医は2,173人（全体の0.7％）です。医師全体の平均年齢が50.1歳であることに対し乳腺外科医の平均年齢は48.4歳と、平均よりやや若い先生が活躍しています。外科医が乳腺専門医になるには、日本乳癌学会認定の乳腺認定施設で修練を積む必要があり、認定施設としてはクリニックより病院数の方が多い状況です。そのため医療機関の種別毎に乳腺外科医数をみると、病院勤務が1,781人・クリニック（診療所）勤務が392人といった数になっています。

■乳腺外科の医師転職事情
厚生労働省「必要医師数実態調査、独立行政法人労働政策研究・研修機構：勤務医の就労実態と意識に関する調査」では、乳腺外科単独の統計はなく一般外科平均給与1374.2万円が参考値で、乳腺外科の医師求人の求人倍率は1.15倍です。診療や臨床研究の実績を積みキャリア構築を目指す乳腺外科医の転職市場は、その専門的な性格上大きいとは言えないものの「乳がん」は女性のがんの中では最も多い部類に入り、企業の健康診断をはじめ多様な働き方が存在します。乳腺外科での医師常勤転職を検討中の先生がいらっしゃいましたら、メディカルプラスキャリアまでお気軽にご相談ください。