病理科(病理診断科)の「常勤」医師転職市場・求人状況についてお届けします。
■病理科(病理診断科)とは
病理科は「病気の診断に特化した診療科」です。多くの医師のように患者と直接接するのではなく、疾患の原因や病変のメカニズム、病気の進行過程などについて分析し、病気を診断するための方法・手法を提供します。一般の方にはなじみの薄い診療科ですが、各分野の主治医が患者を診察のうえ治療方針を決めるにあたり、重要な役割を果たすのが「病理診断」になります。病理診断は、手術で摘出した臓器・組織を顕微鏡観察して病変を診断する「解剖病理」と、生体組織を検査し疾患の診断や治療法の選択などに役立てる「臨床病理」があり、いずれも診断結果を報告書として提供します。
■病理科(病理診断科)の医師数
厚生労働省「令和2(2020)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」によると、全国の届出医師数は339,623人で、うち病院やクリニック(診療所)といった医療機関に勤務する医師は323,700人となっています。その中で病理診断科で活躍する医師は2,120人(全体の0.7%)です。医師全体の平均年齢が50.1歳であることに対し、病理診断科医師の平均年齢は49.4歳とやや平均を下回っています。医療機関の種別ごとに人数の内訳を見ると、病院に勤務する病理診断医は2,073人、クリニック(診療所)に勤務する病理診断医は47人で、病理診断医の活躍フィールドは病院が大半という結果になっています。
■病理科(病理診断科)の医師転職事情
病理診断科が置かれているのは、一定数以上の症例が集まる大規模病院に限られるため、病理医の求人が転職市場に出ることは希少と言えるでしょう。ただ病理診断という仕事は患者と直接かかわる医師にとって欠かせない存在です。病理科への転職は独自のルートか、希少求人が転職市場に出たタイミングを逃さないことが大切なため、転職を考える場合は早めの情報収集をおすすめいたします。病理科での常勤転職、また病理科常勤求人をお探しの先生は、お気軽にメディカルプラスキャリアまでご相談ください。
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