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【コラム】医師の転職、成功の鍵はタイミングにあり。最適な時期とは?

コラム

こんにちは。医師転職支援の「メディカルプラスキャリア」です。本日は「医師の転職、成功の鍵はタイミングにあり。最適な時期とは?」と題し、医師の常勤での転職時期に焦点をあてたコラムとなっています。就業条件や働き方、またプライベートなご事情など様々な理由で転職を考えられていると思いますが、いつ転職することが最適なのでしょうか。また、いつから転職準備を始めることが必要なのでしょうか。今回は転職時期と入職時期の説明から、時期による転職を有利に進める方法について解説しております。今すぐの転職をお考えの先生だけでなく、将来的に転職をお考えの先生にも、転職活動の参考となりますので、ぜひご覧いただければ幸いです。

1:2つの「時期」について

令和5年7月の厚生労働省のデータによると常勤の有効求人倍率は、2.38倍(医師,歯科医師,獣医師,薬剤師)になり、求職者(医師側)が転職先を選びやすい状態になっています。
常勤の募集としては、1年を通じて募集がありますので、「今すぐ転職をしたい!」とお考えであれば、いつでも転職をすることは可能です。ですが反対に、「そのうち転職を」とお考えであれば、転職に有利な時期を知っておくことは重要ではないでしょうか。

転職を検討するにあたっては、2つの「時期」を考える必要がございます。まず1つ目は「入職する時期」です。入職する時期は、現職を退職し、実際に転職先で勤務を開始する時期です。また、もう一つの時期は、「転職活動を始める時期」です。転職活動を始める時期は、転職理由、目的の明確化、希望条件の整理や求人探索など転職活動を開始する時期を指しております。

2:入職する時期

「入職する時期」について、有利な時期を考える際に、①.入職可能な求人が多い時期②.退職がしやすい時期の二つを考慮することが必要です。

➀.入職可能な求人が多い時期

すべての求人がすぐに入職できるわけではなく、入職の時期「○年○月○日以降」など指定されていることがあります。これは、新規開設予定や退職予定者がいるため、前任者の退職時期あわせて、入職時期が設定されていることが多いです。そのため、退職者が多く発生する時期と同じ時期が入職可能な求人が多くあるともいえます。

➁.退職がしやすい時期

転職時には当然、現職を退職する必要がありますが、退職しやすい時期というものがあります。法律では退職希望を伝えてから2週間で退職することができますが、医師の皆様は、お世話になった現職にできるだけ迷惑をかけないよう良好な退職を希望される医師も多く、また、これまで診療してきた患者さんにも迷惑をかけないよう時間を調整する必要があるとお考えになる先生も多いのではないでしょうか。

それでは迷惑を極力かけない時期とはいつになるでしょうか。
その一つは雇用期間の更新の時期、特に年度末となります。

雇用契約書には雇用期間が記載されており、雇用期間には「期間の定めが無いもの」「期間の定めがあるもの」の2種類があります。雇用期間に期間の定めがあるものは1年毎の更新や年度末更新などがあり、年度末更新の場合ですと、毎年3月末に契約期限を迎えますので、その前に雇用契約の更新有無を施設側から問われます。施設側としては、雇用期間中は継続して勤務頂けると認識しており、雇用期間中の退職は施設側にあまりよくない印象を与えてしまいます。そのため、退職がしやすい時期としては、契約期間が切れる年度末となります。

入職可能な求人と退職がしやすい時期は表裏の関係になっているため、求職者側から見た時に、年度末が退職をしやすい時期であり、施設側としては年度末が欠員の発生しやすい時期となります。そのため、入職可能な求人と退職がしやすい時期の双方を考えると入職時期としては、新年度の始まりである「4月から」の入職が有利な転職時期となります。
それでは入職時期が4月にした場合、具体的にいつから転職活動に動き出すのが良いのか次章で説明します。

3:転職活動を始める時期について

医師の転職活動を成功させるためには、入職時期から遡って、転職計画を立てることが重要です。計画的に進めることでスムーズな転職が可能になり、特に医師の場合、業務引き継ぎや患者さんへの影響を考慮する必要があるため、余裕を持って転職のスケジュールを組むことが求められます。
医師の転職には入職時期の半年前からお話し頂くケースが多いですが、1年以上前から相談頂くケースも最近増えてきております。この期間に、転職目的の明確化を行い、求人情報収集から求人施設への応募を行い、内定後から入職までの間には、現職の退職手続きや引継ぎなどを行う必要があります。実際の転職活動の期間としては、下記が目安となっております。

1.転職理由と希望条件の明確化(2週間)

転職活動の第一歩は、転職の理由、転職の目的と希望条件の明確化です。
転職を考えられた理由は何でしょうか。給与アップや激務の軽減などお話をいただくことが多いですが、それが本当の転職理由の「根っこ」になっていますでしょうか。
「何故転職したいのか」「何を転職で改善したいのか」を改めてご自身で分析していただき、その上で希望条件の整理をしてみてください。
ここを疎かにしてしまうと、転職先でも同じような状況となり、転職した意味が無くなってしまう可能性があります。

転職理由と希望条件の明確化については下記にまとめてありますので、ご覧ください。
【コラム】医師必見!転職理由と希望条件を明確にし、転職を成功するための秘訣

2. 情報収集・応募先の選定・応募書類作成(2週間~1ヶ月)

転職の理由や目的、希望条件が明確になりましたら、求人情報を集めます。自分自身でホームページや知人からの情報を得ることも可能ですが、弊社のような転職エージェントを利用すると効率的に情報を得ることができます。気になる求人があれば積極的に応募されることをお勧めいたします。ホームページの情報や書面だけでは判断できないものも多いので、求人に応募し、面接にて気になる点のご確認を行い、自分に合うかのご判断いただければと思います。

応募書類である履歴書の書き方など興味のある方は下記をご覧ください。
【コラム】医師の転職成功のための差がつく履歴書の書き方

3.面接・採用条件の確認・承諾(1〜2ヶ月)

書類応募を行い、選考を通過しましたら、面接に進みます。面接は通常、1~2回行われ、遠方の場合ではオンラインにて面接を行う医療機関もあります。オンラインにて面接を行った場合には、2回目は直接対面にて面接を行う方法と取られている医療機関もございます。
複数施設へ応募を行っている場合には、複数回の面接がありますので、時間調整などバタバタすることが多い時期ですが、面接は医療機関を知る大切な機会です。事前にホームページや求人票を確認し、質問事項を準備しておくことにより、聞き漏れもなく、面接を終えることができます。また、面接後、内定を頂いた場合には書類で条件提示をうけますが、こちらについても精査していただき、最終的に先生ご自身に内定承諾の可否を判断してい

情報収集、応募書類作成、面接対策についてまとめておりますので、下記をご覧ください。
【コラム】医師のための転職戦略!情報収集から応募書類の作成、面接までの完全解説

3.退職の申出・退職(後任探し・引継ぎ期間)

内定承諾いたしましたら、現職場に退職意向を伝えます。医師の場合、引き継ぎや患者さんへの影響を考慮し、退職の6ヶ月前に意向を伝えることが多いようです。
「いつまでに現職へ退職の意思を伝えなければいけないのか」については、現職の就業規則、入職した際の内定通知書もしくは雇用契約書に記載があることが多いので改めて確認を行い、円満退職を心がけましょう。

《現職への退職の申し出について》
「以前退職した人は、退職の1ヶ月前に言って、退職していたから1ヶ月前に言えば大丈夫です。」おっしゃる先生がおりますが、同じ診療科目での転職や、同じ地域などでの転職の場合は、現職と転職先が何らかのつながりがある可能性もございます。
「立つ鳥跡を濁さず」という言葉もございますので、円満な退職ができるよう就業規則、雇用契約書をご確認ください。

下記に4月入職の場合のスケジュールイメージを記載いたします。
*例:退職6か月前での申し出の場合

医師の転職、成功の鍵はタイミングにあり。最適な時期とは?

4:より希望に沿った転職を叶えるためには

前章では、退職に必要な期間を平均的な6か月にした場合でご説明を致しましたが、より希望に沿った転職先を見つけるにはどうすればよいか。
結論をお伝えすると、上記の期間より「+1〜2ヶ月前」に活動を開始することがポイントです。

なぜなら上記期間は、他の求職医師も転職活動を開始する時期にあたり、先生が応募を検討している・悩んでいる間に、他候補者で採用が決定し、求人が終了してしまうケースや、先に応募を頂いた他候補者を優先的に選考するため、書類応募を受け付けないなどの事象が発生します。
そのため、他の先生方が動き出す時期の1〜2ヶ月前に動きだすことによって、転職活動を優位に進めていくことできますので、転職時期までの期間に余裕があれば、ぜひお早めに転職活動進めてみてください。

下記に4月入職の場合のスケジュールイメージを記載いたします。
*例:退職6か月前での申し出の場合

5:まとめ

転職の有利な時期と活動時期を記載しましたがいかがでしょうか。
また、転職活動を有利に進めるため、早め早めにエージェントに相談することによって、転職活動を優位に進めていくことができます。
「まだ転職するかどうか迷っている…」「どのように転職活動を進めるかも相談に乗ってほしい」などすぐの転職お考えでない先生も是非、メディカルプラスキャリアまでご相談ください。ご連絡お待ちしております。

【メディカルプラスキャリアへの転職相談はこちらから】
・常勤での転職はこちら→https://career.medicalplus.info/full-time/
・非常勤での転職はこちら→https://career.medicalplus.info/part-time/

今回は転職の最適な時期についてのコラムでしたが、これから転職活動を始めようとお考えでしたら、最初に取り組んでいただきたい転職理由と希望条件の整理について記載しているコラムがあります。ぜひご覧ください。

【コラム】医師必見!転職理由と希望条件を明確にし、転職を成功するための秘訣
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