腎臓内科の「常勤」医師転職市場・求人状況についてお届けします。
■腎臓内科とは
腎臓内科は、腎臓に関わる病気を内科的に診断・治療する診療科です。疾患には、慢性腎臓病(CKD)・急性腎障害(AKI)・腎臓結石・尿毒症・腎不全・多発性嚢胞腎・腎性貧血・腎臓がんなどがあり、腎機能の維持や改善、合併症の予防指導も行います。診察では、病歴や症状の確認・身体検査・血液検査・尿検査・超音波検査などを行います。腎臓という臓器の健康を守るためには幅広い内科の知識を土台とするため、内科分野で総合力の高い医師が活躍しています。
■腎臓内科の医師数
厚生労働省「令和2(2020)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」によると、全国の届出医師数は339,623人となっています。また病院やクリニック(診療所)に勤務する医師は323,700人で、うち腎臓内科に従事する医師は5,360人(全体の1.7%)です。医師全体の平均年齢が50.1歳であることに対し、腎臓内科医師の平均年齢は45.1歳で、やや若い医師の多い診療科目と言えるでしょう。医療機関別に割合を見ると、病院勤務が4,285人・クリニック(診療所)1,075人となり、まずは病院でチーム医療の中で経験を積んだ後に独立するさまが見て取れます。
■腎臓内科の医師転職事情
厚生労働省「必要医師数実態調査、独立行政法人労働政策研究・研修機構:勤務医の就労実態と意識に関する調査」では、腎臓内科のみの統計がなく、内科の平均給与1247.4万円が参考値となります。また医師求人倍率は1.20倍です。
昨今の高齢化社会では、人工透析管理をはじめとした腎臓疾患に対応できる医師ニーズは高まりを見せています。一般内科で身体を俯瞰できる視野の広さに加え、緊急に血液透析を行う必要が生じた場合に「シャント造設」を行うなど外科的側面のある腎臓内科は、活躍のフィールドが今後ますます広がることが予想されます。潜在求人の多い分野でもありますので、腎臓内科での医師常勤求人をお探しの先生は、好条件求人のタイミングを逃さないためにも、まずはお気軽にメディカルプラスキャリアまでご相談ください。
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