耳鼻咽喉科の「常勤」医師転職市場・求人状況についてお届けします。
■耳鼻咽喉科とは
耳鼻咽喉科は、耳・鼻腔・副鼻腔・口腔・咽頭・喉頭・甲状腺等を診療する科で、おもな疾患には、中耳炎・副鼻腔炎・咽頭炎・扁桃炎・アレルギー性鼻炎・聴覚障害・めまい・声帯ポリープ・口腔がん・鼻咽頭腫・睡眠時無呼吸症候群などがあります。診察には、耳鼻咽喉の内視鏡検査・聴力検査・血液検査・アレルギー検査ほか画像診断があります。症状に応じて手術やリハビリも行い、患者に寄り添います。
■耳鼻咽喉科の医師数
厚生労働省「令和2(2020)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」によると、全国の届出医師数は339,623人となっています。また医療機関に勤務する医師は323,700人で、うち耳鼻咽喉科に従事する医師は9,598人(全体の3.0%)となっています。その平均年齢は52.5歳で、医師全体の平均年齢が50.1歳であることから、耳鼻咽喉科は比較的ベテラン層の医師が活躍する診療科目と言えるでしょう。医療機関の種別ごとに内訳を確認すると、病院勤務の耳鼻咽喉科医は4,118人(資料P9)、クリニック(診療所)勤務の耳鼻咽喉科医は5,480人で、花粉症や鼻づまりなど身近な疾患に対応する健康ステーションとして、クリニックが活躍しているさまが見て取れます。
■耳鼻咽喉科の医師転職事情
厚生労働省「必要医師数実態調査、独立行政法人労働政策研究・研修機構:勤務医の就労実態と意識に関する調査」では、眼科・耳鼻・泌尿器・皮膚科の平均給与は1,078.7万円となっており、耳鼻咽喉科の医師求人の求人倍率は1.15倍です。耳鼻咽喉科を標榜する診療所が多数ありますが、花粉症といった比較的軽度の疾患を扱うクリニックでは、給与水準は低めになる傾向があります。ワークライフバランスがとりやすいことから、年収と業務のバランスに対する納得感を感じる医師は比較的多い傾向があり、転職をきっかけにさらに納得感のある勤務を叶えることは可能です。耳鼻咽喉科で医師常勤求人をお探しの先生、耳鼻咽喉科で常勤転職を検討中の先生は、メディカルプラスキャリアまでお気軽にご相談ください。
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